ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
絶対、原作者は銀英伝好きですよね
#6
北域出張。それは高等士官学校にて実施されている訓練の一環だ。北の最果て、大アラファトラ山脈の麓にある北域鎮台へと赴き、野盗の相手と山岳民族の監視を行う。半ば慣例であり、暇を持て余すことも多い務めだが……任地にてさっそくイクタは生欠伸を噛み殺していた。とりわけ宴席における司令長官サフィーダの無意味な口上には、辟易とするばかり。そんな弛緩した空気の中で、突如場にそぐわぬ大声が発せられる。声の主は北域鎮台一の猛者、デインクーン准尉だった。彼は今代のイグセムに興味を持ち、ヤトリに決闘を申し込んだのだ。その様子を「卑俗な催し」だと言い捨てたシャミーユ。だがイクタは、そんな彼女に思いもよらぬ言葉を掛ける……。 騎士団を含めた訓練兵達は、演習中疑問を抱えていた。帝国有史以来、大アラファトラ山脈を超えてきた敵はいない。であれば、北域鎮台はなんのために存在しているのか。その答えは、帝国人ではあってもカトヴァーナ民族ではない、シナーク族の存在にあった。彼らに対する危機管理が、鎮台本来の任務だったのだ……。だが、そんな指導教官サザルーフの説明は、イクタにとって承知のこと。早々にサボタージュを決め込んだ彼は、女性宿舎にてカンナ一等兵の窮地を救う。彼女に同じ科学の徒としての志を感じ、アプローチを掛けるイクタ。サザルーフに発見され、あえなく営倉入りとなったのだが……そこで彼は驚くべき光景を目撃するのだった。
STORY -TVアニメ『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』公式サイト-
公式のあらすじがしっかり書いてあるので上記の補足にとどめる。
- アラナイとその弟子の研究成果は「アラナイの箱」に入れられ部外秘となる。
- アラナイはキヨカへ亡命時に軍事転用可能な技術を一部開示した(国力のバランスが崩れるため、開示したリストは弟子達は把握している)
- イクタ曰く、シナークは女性が元気で美しい女系社会とのこと。たびたび帝国といざこざをおこしているが、最近はおとなしい
- 大アラファトラ山脈のおかげで未だ外敵に襲われたことがないこともあり、北域鎮台の兵の士気は低い。司令官は中身のなさそうな奴
- イグセムの剣は見世物、圧倒的な力量を示すことにより帝国の秩序が保たれている(ここら辺の設定は後々キーになりそう?)
- 活版印刷は発明されてはいるが、まだまだ本は庶民には高価な代物である
- 鎮台の牢に居るのはおそらくシナーク族の族長